2020/02 ダッカ市の小学校で活動

 2020年2月3日にバングラデシュの首都ダッカに到着しました。2月初めは、中国でコロナウィルスの感染が拡大中でしたが、まだ日本に脅威は感じられず、関西空港は混雑し機内は満席でした。
 ダッカ市ではいつもの混雑と交通渋滞が見られました。この週はダッカ市のブック・フェア週間で、いたるところで夜店やイベントがあり、更に混雑し賑やかでした。

 ダッカ市内の小学校を訪問し、絵本の読み聞かせを説明したところ、子供たちは英語とバングラデシュ語で読み聞かせを志願してくれました。小学校から英語教育があり、英語の翻訳はすらすらと読んでいました。
 しかし、先生たちは子供が読めても、内容は理解していないということでした。小学校の先生たちは、子供が内容を理解するために、絵本を現地の生活に合ったものにし、翻訳も改善することを提案してくれました。
 今後の計画として、現地ボランティアが市内のNPOに製本を依頼し、ユニセフに配送をお願いすることになりました。

 ドイツのNGO(Bread for the world)の現地スタッフから、農村地帯の衛生教育の普及活動を支援して欲しいという依頼があり、承諾しました。 

 識字率の低い農村地帯で絵本を使った衛生教育が有望だと期待されました。現在、情報交換をしながら準備を進めています。

 2月7日に帰国の途に就きましたが、シンガポールのチャンギ空港は人気が無くなり、関西空港行きの乗客も半減していました。その後、ダッカ市は都市封鎖が行われ、軍と警察による警備が始まったと現地ボランティアから連絡が入りました。学校も休校になりました。