年が明け、絵本の配布活動が続きました。

2023年1月11日
施設名: Ayma Rosulpur , Government Primary School, Joypurhat
生徒数:283
教員数: 2
住所:Bachbibi (Haor), District: Joypurhat, Bangladesh.

施設名: Upozela Research Primay &High School Sadar Gazipur
住所:165
教員数: 2
住所: Sadar (remote), District: Gazipur, Bangladesh.

2023年1月
ミャンマーのタンダビン地区(Htan TaPin Township)のヨークァー基礎教育⾼校
(BasicEducationHigh School (Sub) YoeGwa – M0009)に絵本を寄贈しました。


この学校の図書は、東南アジアの地方としては、比較的多い方です。

シリアム地区(ThanLyin Township)のタンリン基礎教育⼩学校(Basic Post Primary School Myoe Haung A Shay((ThanLyin) – M0013)に絵本を寄贈しました。


地方の多くの小学校の図書は、このような小さい書架に収められています。

2023年1月30日
2022年11月から開始したJICAと食品安全庁連携の「小学校教員の食品衛生教育研修プログラム」により、108校の小学校から各2名の選抜された教員の研修が行われ、2023年1月30日に最終日を迎えることになりました。それを記念して、ダッカ管区の北端のガジプル郡のChapulia Model Government Primary Schoolで報告会が行われ、このプログラムに衛生絵本を提供した山庄司理事長が特別ゲストとして招待されました。 

バングラデシュ政府の食品安全庁長官のMd. Abdol Kayown Sarker氏、JICAのExecutive Senior Food Safety AdvisorのMd. Zahurul Haque博士とSenior Food Safety consultantのMd. Masud Alam氏、教育関係者が同席し、これまでの活動報告が行われました。 山庄司理事長はNPO活動と子供の衛生教育の意義と絵本の活用について話しました。
この衛生教育により、毎年一万人近い児童が食中毒防止の知識を習得することになります。また、NPOは僻地の小学校に絵本を配布し、活動範囲を拡大する予定です。

関係者集合写真

山庄司の左がバングラデシュ食品安全庁長官 Md. Abdol Kayown Sarker氏
右がNPOのカントリーコーディネーターのJahangir Hossain氏
長官の左がJICAのMd.Zahurul Haque博士(食品安全担当)


(左)紙芝居などの教材が入ったジュートバッグの贈呈式
(右)研修会に参加した小学校教員、食品安全庁職員、JICA職員の集合写真

昼食時に校長たちから、NPOの絵本のイラストがシンプルで分かり易く、クォリティーの面で優れているとの評価を頂きました。NPOの絵本を基にJICAが現地の生活に合った紙芝居を作ったが、まだまだ改善が必要なので、今後もアドバイスが欲しいとのことでした。
JICAの紙芝居は、NPOの絵本よりも多くの事例を示しながら、食中毒を防止する内容が現地生活に基づいて描かれていました。

紙芝居の風景

読み聞かせには、NPOとJICAの絵本が紹介され、子供たちの反応は良かったです。
教師もスムーズに読み聞かせをしながら、児童の反応を確認し、質問をしていました。

カードゲームの風景

カードで、衛生的に悪いものと良いものを区別するゲームは、読み聞かせ後の理解を深めるのに有効でした。

手洗いの練習

JICA提供のタンパク質拭き取り検査キットで手の汚れを調べた後、手洗いをした後の付着タンパク質が除去出来たことが確認できましたので、手洗い効果のエビデンスとしてキットが利用で出来ました。
今後のNPOの活動として、絵本の配布をJICAの対象から外れた僻地の小学校を対象に継続します。
また、学生ボランティアによる小学生の衛生理科実験の普及も予定しています。
この普及活動のために、ダッカ大学で学生を研修し、小学校の衛生理科実験のインストラクターとして養成します。学生たちは休暇中に母校で活動する予定で、インターンシップやボランティア活動として成績に評価されるようです。Bari教授は他大学にこの取り組みを普及させる活動を考えています。


上の写真は、2月1日に第一回の学生ボランティアの研修会が行われ、40名の学生が参加した様子です。
Bari教授(左写真)がボランティア活動の意義を説明し、その後、三つのグループに分かれて三種類の実験の研修を行いました。
今後も、ボランティア活動を志願する学生が多いため、研修を続ける予定です。
このボランティア活動を実行するには、学生たちに実験器具を提供する必要があります。
今回のプログラムを契機に、JICA、食品安全庁、ダッカ大学、NPOの連携で衛生教育活動が益々発展することを願っています。

下記の記事は、バングラデシュ食品安全庁のホームページに掲載されました。

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執筆 アブ・サイード・チョードリー・ガジプル氏:
 世界保健機関によると、毎年42万人が亡くなっています。したがって、誰もが望まない死や病気を防ぐために注意する必要があります。安全で栄養価の高い食品を確保するためには、基本的なスキルと知識があらゆる場所で普及されるべきであると、ガジプールの小学校教師向けの食品安全に関する研修で講演者はこのように述べました。ガジプール地区の5つの郡から10人の小学校教師が、先週の日曜日、ガジプール市の郡リソースセンターの研修に参加しました。
 バングラデシュ安全食品庁の検査・規制・調整強化(STIRC)プロジェクトのもと、食品安全意識(TOT)研修が小学生を対象に開催されました。STIRCプロジェクト担当者は、彼らに実践的なトレーニングを提供しし、研修には、子供たちへの食品安全意識、基本的な衛生管理、絵カードを使ったクイズ、手洗い手順などが含まれていまし。教師はトレーニングで得た知識を学校の教室で生徒に伝えます。バングラデシュ安全食品庁のアブドゥル・カイユム・サルカール長官がこの研修の主賓でした。また、「食中毒からアジアの子どもを守る会」の理事長 山庄司志朗博士が特別ゲストとして招聘されました。JICA食品安全プロジェクト(STIRC)上級顧問ザフルル・ハク氏とガジプール地区安全食品責任者のファルザナ・ヤスミン・ソニア氏もイベントで講演しました。このトレーニングでは、食品の安全性と栄養価を維持するための5つの要素の重要性についても言及しています。


(翻訳の概略)
2023年1月30日、小学校教員向けの食品安全啓発訓練プログラムがガジプールのUpazila Resource Centerで開催されました。このプログラムでは、地区食品安全局、バングラデシュ食品安全庁(BFSA)とJICAプロジェクトによってコーディネートされました。BFSA長官のMd. Abdul Kayowm Sarker氏は、チーフゲストとして出席しました。特別ゲストとして「食中毒からアジアの子供を守る会」理事長 山庄司博士がお越しになりました。今回の研修会には、ガジプール地区の5校から10名の小学校教員が参加しました。プログラムの目的は、食品の安全と衛生に関する知識を生徒に広めることでした。絵本を通して衛生や食の安全に関する教育を行うなど、絵カードを使った衛生マナーの良し悪しの選択クイズや手洗いデモンストレーションなど様々な興味深いセッションが行われました。フリップチャート、絵カード、衛生小冊子、衛生モニタリングキット、食品安全バッジ、手洗い石鹸など、各種の研修教材を10校に配布しました。参加者はこのプログラムを高く評価しました。参加者には研修終了証明書や研修資料を配布し、研修プログラムは無事終了しました。


上の写真は、JICA-BFSA(バングラデシュ食品安全局)プロジェクトのホームページに掲載されたものです。